下痢が続く

下痢が続くのはストレス!?
何か病気が隠れているかも…

下痢が続くのはストレス!?何か病気が隠れているかも…お腹の調子が悪かったり、下痢や便秘があっても、すぐに重い病気と結び付けて考える人は多くありません。たとえば下痢であれば「ストレスかな」「水分を摂りすぎたかな」「冷たいものを食べすぎたかな」と考えます。
確かに、ストレス、水分・冷たいものの摂り過ぎなどによって下痢になることはままあります。ただ中には、腸の病気などを原因として起こる下痢も存在します。
特に、下痢症状が続く場合、下痢と便秘が繰り返される場合、血が混じっている場合には、早期の受診が必要です。
また、年中下痢が続いているという方は「体質だから」と捉えて受診が遅れがちですが、こちらも同様に何らかの異常が隠れている可能性があります。
下痢を甘く見ず、気になった時点で一度、京都市左京区の松ヶ崎駅前おくだクリニックにご相談ください。

2日3日下痢(水様便)が続いている場合に考えられる病気は?

2~3日下痢が続いている場合には、以下のような原因が疑われます。

食べ過ぎ・飲み過ぎ・食あたり 下痢の原因としてもっともよく見られるのが食べ過ぎ・飲み過ぎです。食あたりによって下痢を起こすこともあります。
感染性胃腸炎 ウイルス、細菌への感染によって胃腸が炎症を起こしている状態です。
薬剤 薬剤の副作用によって腸で炎症をきたし、下痢を起こしている状態です。

安静、薬物療法、薬剤の変更によって、比較的短期間での下痢症状の改善が期待できます。

1か月以上下痢が続いている場合に
考えられる病気は?

1か月以上にわたって下痢が続く場合には、以下のような病気が疑われます。

過敏性腸症候群 ストレス、自律神経の乱れによって腸の働きが低下し、下痢・便秘などの症状をきたします。
炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎・クローン病) 遺伝的要素などによって大腸粘膜にびらんや潰瘍が生じ、下痢、腹痛などの症状をきたします。
虚血性腸炎 大腸の血管性病変によって血流障害が生じ、下痢や腹痛などの症状をきたします。
大腸がん 主に生活習慣の乱れによって生じ、進行すると下痢・便秘、下血などの症状をきたします。
大腸以外の病気(慢性膵炎など) 慢性膵炎は、膵臓で炎症が繰り返される病気です。血糖値を下げるインスリン、脂肪・タンパク質を分解する消化酵素が十分に機能せず、消化吸収が阻害されます。

原因となっている病気の治療が必要です。大腸に生じる疾患については、大腸カメラ検査で発見できます。

過敏性腸症候群

ストレスや自律神経の乱れによって生じる病気です。根本的な原因は、未だはっきりと分かっていません。ただ、日本人の約1割が、過敏性腸症候群だと言われており、実は身近な病気でもあります。
症状の現れ方は大きく3つに分けられ、「下痢型」「便秘型」「混合型」があります。混合型では、下痢と便秘が交互に繰り返されます。

炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎・クローン病)

遺伝、食生活、免疫異常などを原因として生じる病気です。代表的なものに、潰瘍性大腸炎とクローン病が挙げられます。
下痢のほか、血便、腹痛、お腹の張りなどの症状を伴います。

虚血性腸炎

大腸の血管性病変を原因として、大腸粘膜の血流に障害をきたす病気です。動脈硬化の進行も、虚血性大腸炎の発症リスクを高めると言われています。
下痢のほか、腹痛などの症状を伴います。また、痛みから派生した冷や汗、吐き気・嘔吐も見られます。

大腸がん

運動不足、飲み過ぎ、喫煙、野菜不足などを原因として生じる大腸のがんです。多くは、大腸ポリープががん化して発生しています。
下痢のほか、便秘、お腹の張り、血便、便が細くなるなどの症状を伴います。下痢と便秘が交互に現れることもあります。

大腸以外の病気(慢性膵炎など)

慢性膵炎は、持続性のある炎症が膵臓に生じることで、細胞が線維化し、膵臓の機能が低下する病気です。
下痢のほか、体重減少、脂肪便などの症状、また背中の左側やみぞおちの痛みといった特徴的な症状が見られます。

下痢が続く場合には大腸内視鏡検査を
おすすめします

下痢が続く場合には大腸内視鏡検査をおすすめします

下痢は「便が出ているのだから」「ストレス・体質だから」といった考え方によって、受診が遅れがちな症状です。
しかし、上記のようにさまざまな病気が原因になり得る病気でもあります。下痢や便秘、血便の便の異常は、身体からのサインです。そのサインを見落とさずに、できるだけ早く、大腸内視鏡検査を受けることをおすすめします。
便潜血検査で陰性であった方も、大腸がんなどの異常がないと確定したわけではありません。大腸の病気の有無を正しく知り、適切な治療・対応をするためには、大腸内視鏡検査が欠かせません。

下痢が続くQ&A

下痢が1週間続いており、少量の出血も出ていたのですが、受診した方がいいのでしょうか?

早めの受診をおすすめします。
急性腸炎でも1週間以上下痢が続くことがありますが、難病の慢性炎症性腸疾患や大腸がんなどでも同様の症状があります。早めに受診して検査を受けてください。

2~3日下痢が続いていたので市販の下痢止めを飲んでいるのですが治りません…。食あたりではないのでしょうか?

通常の食あたりでは数日で改善しますが、食あたりに下痢止めを内服することで治りが遅くなることがあります。原因ウイルスや細菌は下痢により排除されやすくなりますが、下痢止めで排除が遅れるためです。
しかし1週間以上下痢が続くのは稀であり、他の疾患の可能性もあるため受診し検査をおすすめします。

下痢の時に食べると良いものは何ですか?またその他対処法を教えてください。

下痢の原因にもよりますが、通常の急性腸炎が原因であれば腸管を休ませるために消化の良いお粥やうどんなどにし、揚げ物などは避けてください。
また下痢により脱水になるためできるだけ水分摂取してください。下痢が数日で治らない場合は受診してご相談ください。

ご来院を検討いただいている方へ

当院には京都市内にお住まいの方はもちろんですが、大阪府、滋賀県にお住いの方も、下痢症状でお困りの方からもお越し頂いております。

京都府では京都市内、京田辺市、城陽市、宇治市、長岡京市、亀岡市、南丹市。大阪府では枚方市、茨木市、高槻市。滋賀県では大津市、高島市、近江八幡市、草津市、栗東市、野洲市など、遠方からも下痢症状でお困りの方にお越しいただいております。
当院までのアクセス情報は下記バナーよりご確認下さいませ。

監修:松ヶ崎駅前おくだクリニック 院長 奥田孝太郎

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